
身近な静電気の不思議
冬の朝、セーターを脱ごうとしたとき。
金属のドアノブに手を伸ばしたとき。
あるいは、誰かにそっと触れたとき。
「パチッ!」というあの衝撃――それが静電気です。
実はこんなところにも静電気
● オフィスのプリンター
乾燥した冬は紙が2枚同時に送られたり、ホコリを引き寄せたり。これも静電気のしわざです。
● ショーケースや展示棚
アクリル面にホコリが付着して、せっかくの製品がくもって見える…という経験はありませんか?
これも静電気によって、空気中の微細なゴミが引き寄せられているのです。
● 美容室や衣類店
ドライヤーや衣類のこすれで発生した静電気が、髪の毛や服をまとわりつかせることがあります。
見た目も手触りも台無しに。
静電気が起こりやすい「条件」とは?
以下のような状況では、特に静電気が発生しやすくなります:
条件 | 内容 |
---|---|
空気が乾燥している | 冬場の湿度30%以下の室内は要注意 |
合成繊維が使われている | ポリエステルやナイロンは帯電しやすい |
摩擦が多い素材 | プラスチック、フィルム、毛布など |
ただの不快感で済まないことも?
家庭では“びっくりする”程度の静電気も、
業務の現場ではトラブルの原因になることがあります。
- ホコリの吸着による見た目の劣化
- 粉体の飛散や混入事故
- 電子機器の誤作動・破損
- 包装フィルムの貼り付きやシワ
だからこそ、静電気を「放っておく」のではなく、コントロールすることが大切なのです。
静電気対策、実は意外とシンプル
「対策」と聞くと、大がかりな装置や難しい方法を思い浮かべるかもしれません。
でも実は、スプレーするだけでOKな帯電防止剤もあります。
とくに界面活性剤を使った製品は、表面に水分を引き寄せて、電気をゆるやかに逃がしてくれる仕組み。
見た目も変えずに、ホコリ・貼り付き・パチッと感をやさしく防止できます。
🔍まとめ
静電気は、どこにでもある“見えない現象”です。
でも、
- ホコリがつく
- フィルムがくっつく
- 髪の毛がふわっと浮く
- お客様に「パチッ」ときてしまう
そんな「ちょっとした不快」や「見えにくい損失」を生んでいるかもしれません。

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