セロハンテープ跡・糊残りを
除去できる脱脂剤とは?

セロハンテープ跡・糊の痕が落ちない理由

セロハンテープやシール、ラベルを剥がした後に残る「ベタベタ」「黒ずみ」は、多くの人が経験する悩みです。
これらは単なる汚れではなく、粘着剤の成分が素材表面に化学的に残留している状態です。

一般的な粘着剤には、以下のような成分が含まれています。

  • 合成ゴム
  • アクリル系樹脂
  • 樹脂可塑剤
  • 油性添加剤

これらは水には溶けにくく、油性成分に近い性質を持つため、水拭きや中性洗剤では十分に除去できません。その結果、拭いても広がるだけ、白く曇る、逆に汚れが目立つといった問題が起こります。

脱脂剤とは何か?

脱脂剤とは、油分・有機汚れ・粘着成分を除去するための洗浄剤です。
工業分野では塗装前処理、印刷工程、電子部品洗浄などに使われており、近年では家庭やオフィス用途でも注目されています。

脱脂剤の主な特徴は以下の通りです。

  • 油分・有機物を化学的に溶解する
  • 揮発性が高く、拭き跡が残りにくい
  • 水分を残さず、再汚染を防ぐ
  • 指紋・皮脂・糊残りにも対応

この特性により、セロハンテープ跡や糊の痕除去に非常に適しているのです。

なぜ脱脂剤はテープ跡・糊痕に効くのか

粘着剤の多くは「有機系物質」で構成されています。
脱脂剤に含まれるアルコール系・炭化水素系溶剤は、これらの有機成分と相性が良く、以下のような作用を発揮します。

  • 粘着成分を分子レベルで分解・溶解
  • 表面から浮き上がらせる
  • 拭き取りによって完全に除去

単に削り取るのではなく、溶かして取り除くため、素材を傷めにくく、跡が残りにくいのが大きなメリットです。

セロハンテープ跡・糊痕を除去する正しい使い方

① 作業前の準備

  • 換気の良い場所で作業する
  • 繊維くずの出ないウエスや布を用意
  • 必要に応じて手袋を着用

② 直接吹きかけず、布を介して使用

対象面に直接スプレーするのではなく、布に脱脂剤を含ませてから使用することで、液だれや飛散を防ぎます。

③ 優しく拭き取る

ゴシゴシ擦らず、軽く押さえるように拭き取ることで、粘着成分が浮き上がりやすくなります。

④ 頑固な場合は繰り返す

一度で落ちない場合は、再度脱脂剤を含ませ、数秒待ってから拭き取るのが効果的です。

使用時の注意点

①引火性に注意

脱脂剤には揮発性の高い成分が含まれることが多く、火気厳禁です。
静電気や高温部位の近くでは使用を避けてください。

②素材への影響確認

樹脂・塗装面・印刷面などは、目立たない場所で事前テストを行い、変色や溶解がないか確認しましょう。

③換気と安全対策

長時間使用する場合は、換気を十分に行い、皮膚や目に触れないよう注意が必要です。

工業用途から日常利用まで幅広く活躍

①工業・業務用途

  • 樹脂部品の脱脂洗浄
  • 印刷前の表面処理
  • フィルム・シートの粘着残り除去
  • 検査工程での異物・油分除去

②家庭・オフィス用途

  • 引っ越し後のテープ跡除去
  • 家電・OA機器のベタつき除去
  • ガラス・鏡・机の糊残り清掃

脱脂剤を選ぶ際のポイント

  • 速乾性があるか
  • 素材への影響が少ないか
  • 拭き跡や白残りが出ないか
  • 作業性(スプレー方式など)が良いか

これらを満たす脱脂剤を選ぶことで、失敗のない粘着痕除去が可能になります。

🔍まとめ

セロハンテープ跡や糊の痕が落ちにくい原因は、粘着剤の有機成分にあります。
脱脂剤はその性質を利用し、化学的に溶解・除去することで、跡を残さずきれいに仕上げることができます。

正しい使い方と注意点を守れば、工業現場だけでなく、家庭やオフィスでも非常に便利な洗浄アイテムとなります。
「拭いても落ちない」「ベタつきが残る」と感じたときは、脱脂剤の使用を検討してみてください。

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